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かなり長い間、牝馬戦といえば3歳の3冠レース(クラシック競走である桜花賞&オークスと、エリザベス女王杯)のみであった。1991年、「阪神3歳(旧表記)牝馬ステークス」(01年阪神ジュベナイルフィリーズに名称変更)が加わったが、古馬牝馬のGIはなかった。これには「牝馬は早く引退して繁殖に上がるべき」という考え方が根底にあったようである。 しかし、欧米では古馬牝馬のGIは珍しくないし、実績ある古馬牝馬はどうしても牡馬混合のレースを走らざるを得ず、厳しい戦いを強いられる。ならばJRAでも古馬牝馬の目標レースをつくろうと、96年、エリザベス女王杯を古馬に開放。これによって、古馬牝馬の目標となるGIレースができた。そして2006年、今度は「春の古馬女王決定戦」をつくることになる。それが「ヴィクトリアマイル」である。 競走名の「ヴィクトリア」は、ローマ神話に登場する「勝利の女神」の意だ。4歳以上牝馬限定の国際レース、定量、地方馬の出走も可能。東京芝1600mという条件で第1回が行われ、ダンスインザムードが初代女王の座についた。
今回が3回目。なにしろ2回しか行われていないから、まだこれから歴史をつくっていくことになる。 第1回は、1番人気の桜花賞馬ラインクラフトがよもやの大敗。一世代前の桜花賞馬ダンスインザムードが勝って、秋華賞馬エアメサイアが2着に入った。ガチガチの本命馬券ではないが、いわば実績馬どうしの決着と言えるだろう。 第2回は、逆に大波乱。秋華賞馬カワカミプリンセス、秋華賞・エリザベス女王杯・宝塚記念の覇者スイープトウショウが見せ場もなく大敗。12番人気コイウタ、9番人気アサヒライジング、8番人気デアリングハートと入って3連単228万円の大万馬券が飛び出した。 この2回を見ても、傾向は特に見当たらない。今後、3歳クラシックで活躍した馬が順当に上位を占めるのか、それとも古馬になって力をつけた馬が頂点へ上りつめるのか。それは、第10回あたりまで見てからわかることなのだろう。 牡馬混合マイル戦組が活躍 ステップレースは、中2週の福島牝馬S、中3週のマイラーズC、中4週の阪神牝馬S、、中5週のダービー卿CT、そして中8週となる中山牝馬Sである。 1年目はマイラーズC組が1、3着。2年目はダービー卿CT組が1、3着を占め、いずれも2着には阪神牝馬Sからのローテの馬が入っている。 |

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歴史はこれから作られる