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伏兵マイネルキッツが大仕事を果たし、初タイトル!
第139回天皇賞(春)は松岡正海騎手騎乗の12番人気マイネルキッツが直線内から抜け出して優勝。待望の重賞初勝利が、初挑戦のG1という大仕事を果たした。勝ち時計は3分14秒4。鞍上の松岡騎手、本馬を管理する国枝栄調教師ともに本競走は初勝利。
2着はクビ差で蛯名正義騎手騎乗の4番人気アルナスライン。3着は1馬身3/4馬身差で外から差してきた池添謙一騎手騎乗の5番人気ドリームジャーニー。馬連は万馬券、3連単は22万円台の波乱となった。1番人気に支持された四位洋文騎手騎乗のアサクサキングスは勝負どころで早めに動き、直線入り口では2番手に上がり押し切りを試みたが、伸びを欠き9着に敗れた。

シルクフェイマスが単独先頭で引っ張る
スタートは8番トウカイトリックが出遅れ。それ以外の馬は互角の出だしとなった。真っ先に飛び出したのは6番テイエムプリキュア、そこに9番ホクトスルタン、5番シルクフェイマスが絡む展開。16番スクリーンヒーローも出脚がよく、すんなり外目の4番手。それから11番ネヴァブション、14番コスモバルク。17番アサクサキングスは序盤はやや控え気味に外目の7、8番手。先頭からは10馬身ぐらいの差。4番アルナスラインは中団馬群の真ん中。1番サンライズマックスは内で折り合いをつけ、13番デルタブルース、8番トウカイトリック、12番ドリームジャーニーらが追走。3番ジャガーメイル、15番モンテクリスエスが後方待機策。1馬身ほど離れて10番ゼンノグッドウッドという隊列となった。
前の3頭が引き離し気味に引っ張り、一周目のスタンド前に入るとシルクフェイマスが単独で先頭。ホクトスルタンとテイエムプリキュアが2番手に控え、さらに3馬身後ろの先団に内に潜り込んだスクリーンヒーロー。シルクフェイマスは前半1000m通過が60秒2と、平均よりやや速めのペースで引っ張った。
向正面のペースが緩んだところで有力馬が押し上げ
1コーナーで3馬身リードを奪ったシルクフェイマスだが、向正面に入り、1400mを通過したところで一気にペースダウン。13秒台のラップに落としたため、後続集団が差を詰めた。アサクサキングスが抑え切れない手ごたえで外からジワっと前に進出。スクリーンヒーローと並んで虎視眈々と前を伺った。2周目の3コーナー、坂の頂上で再びペースアップ。テイエムプリキュアとホクトスルタンを交わし、アサクサキングスとスクリーンヒーローがシルクフェイマスに接近。それから内からスルスルとマイネルキッツが先団に押し上げ、サンライズマックスもいい手ごたえで3〜4コーナーへ。アルナスラインも動き出し、4コーナーへ向かった。
内から鮮やかに捌いたマイネルキッツ
ジャガーメイル、ゼンノグッドウッド、モンテクリスエスも外からまくるように動くが、先団馬群が固まったままで、かなり外を回される厳しい展開。スクリーンヒーローは馬場の3分どころ、アサクサキングスは馬場の真ん中に進路を取り、最後の直線に入った。しかし、スクリーンヒーロー、アサクサキングスの反応はいま一つ。アサクサキングスの外から追い上げたアルナスラインの脚色が良く、完全に交わす勢い。それ以上に反応が良かったのが最内をすくったマイネルキッツ。ラスト200mで先頭。残り100mからアルナスラインとの追い比べとなったが、最後はクビ差振り切って先頭でゴールイン。鞍上の松岡騎手の左手が大きく挙がった。3着は接戦。同じく内から脚を伸ばしたサンライズマックスを、外からドリームジャーニーが際どくハナ差、差し切った。
詰めの甘さを補った長距離適性
優勝を飾ったマイネルキッツは終始抜群の手ごたえ。序盤は内の中団で折り合いをつけ、ペースが緩んだ2周目の向正面で内から上がって一気に先団へ。鞍上の好騎乗が光った。しかし、重賞初勝利がG1。OPクラスの勝ち鞍もなく、詰めが甘い印象があったのも確かで、ここで勝ち切ったのはサプライズ。3000m以上の距離も初めてだったが、想像以上の長距離適性があったとも言えそうだ。
一方で、人気を背負っていたアサクサキングスが9着、スクリーンヒーローが14着という結果。スムーズにレースの流れに乗り、十分勝てるポジションにいたが、直線に入っての伸びがサッパリ。前走道悪の阪神大賞典を走った反動か、不可解とも言える大敗で、波乱の要因を作ってしまった。
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