| 秋華賞とは
3歳牝馬三冠最終戦
1996年に創設された、比較的新しいG1競走である。95年までは、桜花賞、オークスに続く3歳牝馬三冠レースとして「エリザベス女王杯」が行われていた。しかし、このレースは96年から古馬にも開放することになったため、新たに3歳牝馬限定戦として秋華賞が創設された。秋華賞組がエリザベス女王杯へ向かうケースも多く、牝馬ナンバー1決定戦であるエリザベス女王杯のステップレースのひとつともなっている。
桜花賞やオークスは「クラシックレース」と呼ばれるが、このレースはそうではない。また、桜花賞やオークスは外国産馬に出走制限を設けているが、このレースは創設当初からいわゆる「マル混」で、外国産馬が自由に出走できる。
勝ち馬から名牝を多数輩出
第1回目からいきなり外国産馬のファビラスラフインが勝って、国際色の豊かさをアピール。その後もメジロドーベルやファインモーション、スイープトウショウ、ダイワスカーレットなど、その世代を代表する名牝が勝っている。
03年にはスティルインラブが史上2頭目の三冠馬(三冠目が秋華賞となってからは初)となり、秋華賞の意義を知らしめた。そして07年は桜花賞馬ダイワスカーレットがダービー馬ウオッカ(3着)を破って2冠達成。勢いに乗ってエリザベス女王杯も制した。
勝ち馬がその後牡馬に混じって重賞で活躍するケースも多く、ファビラスラフインがいきなりJCで2着したほか、スイープトウショウが宝塚記念を制し、テイエムオーシャン、ファインモーションは札幌記念を勝っている。そして昨年の有馬記念では、07年の秋華賞馬ダイワスカーレットが逃げ切り勝ちを収めた。
波乱傾向の強いレースだが…
創設初年度、オークスからぶっつけ本番だったエアグルーヴが1.7倍の圧倒的な人気に支持されたが、まさかの敗退。勝ったのは5番人気のファビラスラフィンで、2着には前走条件戦だったエリモシックが入り、馬連は155倍の大波乱。その後も98〜00年に3年連続で馬連万馬券決着となった。しかし、01〜03年は一転して馬連は一桁台の堅い決着に。しかし、また昨年に11→8→16人気で決まり、3連単はG1競走のレコードとなる1000万馬券。このように当レースは堅いか荒れるかの両極端なレースと言える。
今年の桜花賞は、圧倒的な1番人気に支持されたブエナビスタが勝利。2着に2番人気のレッドディザイア、3着に5番人気のジェルミナルが入り、馬連640円、3連単5680円の堅い決着だった。そしてオークスでは、その桜花賞の1〜3着馬がそのままスライドするという異例の決着。今年の流れを考えると、今年の秋華賞は堅い決着になりそうだが…。
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