
キンシャサノキセキが重賞4連勝で悲願のG1制覇!
第40回高松宮記念は四位洋文騎手騎乗の1番人気キンシャサノキセキが好位追走からしぶとく抜け出し、ゴール前の激しい接戦を制した。勝ち時計は1分08秒6(良)。スワンS、阪神C、オーシャンS、そして今回の勝利で怒涛の重賞4連勝。悲願のG1初制覇となった。鞍上の四位騎手は98年にシンコウフォレストで勝って以来、このレースは2勝目。本馬を管理する堀宣行調教師はJRAのG1初制覇となった。
2着はハナ差で安藤勝己騎手騎乗の6番人気ビービーガルダン。3着はクビ差で岩田康誠騎手騎乗の3番人気エーシンフォワード。なお、14番スズカコーズウェイは前日に武豊騎手が落馬負傷したため、古川吉洋騎手に乗り替わった。

ペースは速いが、馬場は時計がかかり前が残る
スタートはややバラつき気味。特に3番アルティマトゥーレがつまずき、ダッシュが遅れてしまった。注目の先行争いは、最内から1番セブンシークィーンがハナを主張。10番ヘッドライナーも押して押して前に行ったが、競りかけることはなくすんなり1馬身差の2番手。3番手には外から17番ビービーガルダン。中からは8番エーシンエフダンズ。その後ろのグループは2番アイルラヴァゲイン、12番グランプリエンゼル、6番キンシャサノキセキがかたまっての追走。中団からは出負けから挽回したアルティマトゥーレ、4番ショウナンカザン、11番エイシンタイガーら。後方グループは7番カノヤザクラ、9番ファイングレイン。外を回って16番エーシンフォワード、14番スズカコーズウェイ、13番サンカルロ、15番プレミアムボックス。最後方は5番トウショウカレッジと、18番ピサノパテックという隊列となった。
キンシャサノキセキがわずかに抑え切る
前半600m通過は33秒5。標準より時計がかかる馬場状態で、このペースは速い。しかし、外からの差し馬が不利、逃げ馬が案外残れる馬場だったため2列目以降の馬たちは楽逃げをさせず、前をピッタリとマークしながら4コーナーへ。ビービーガルダンはやや外に膨れたが、2列目から4コーナーをカーブして最後の直線へ。キンシャサノキセキは馬込みの中から手ごたえよく進み、早めに前をうかがった。
セブンシークィーンは最後の直線に入り間もなく脱落したが、2番手から先頭に立ったヘッドライナーがしぶとく粘る。キンシャサノキセキ、ビービーガルダンが懸命に追い、内の馬群からはアルティマトゥーレ、外目の馬群からはエーシンフォワード、サンカルロ、大外からはスズカコーズウェイが飛んできた。残り50mでわずかにキンシャサノキセキが先頭。外からビービーガルダンがジリジリと末脚を伸ばし、最後にキンシャサノキセキに並びかけたところがゴールとなったが、わずかにキンシャサノキセキがハナ差、抑え切った。3着争いも接戦で、エーシンフォワードが制した。
出負けが悔やまれるアルティマトゥーレ
勝ったキンシャサノキセキはこれまでG12着2回の実績。今回、悲願のG1制覇となった。昨年秋から本調子を取り戻すと同時に、気性面が成長し本格化。着差以上の強い内容で阪神CやオーシャンSを制した勢いで、今回のチャンスをものにした。このまま無事にいけば秋のスプリンターズSでも主役となれるだろう。
2着のビービーガルダンはまたもや惜敗でG1タイトルを逸したが、昨年惨敗したこの舞台でよく巻き返した。勝ち時計が1分08秒6と、時計と要したのがこの馬にとって幸い。やはり左回りは右回りほどスムーズではないが、横一線の叩き合いからしぶとさを存分に見せた。残念だったのは2番人気アルティマトゥーレ。スタートを失敗しながら、結局0.1秒差の5着。スムーズに先行できていれば、勝っていた可能性がある。
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