
ダノンシャンティ、外から一気の追い込みで日本レコードV!
第15回NHKマイルCは安藤勝己騎手騎乗の1番人気ダノンシャンティが後方待機から最後の直線で外に持ち出し、上がり33秒5の強烈な末脚で一気の差し切り勝ち。ミレニアムバイオが持つコースレコードを0.6秒も更新するだけでなく、ゼンノエルシド(京成杯AH)が持つ日本レコードを0.1秒更新する1分31秒4の日本レコードで制した。鞍上の安藤勝己騎手は04年にキングカメハメハで制して以来、このレースは2勝目。本馬を管理する松田国英調教師は01年のクロフネ、04年のキングカメハメハに続きこのレース3勝目を挙げた。
2着は1馬身半差で蛯名正義騎手騎乗の5番人気ダイワバーバリアン。3着は1馬身差で福永祐一騎手騎乗の3番人気リルダヴァル。横山典弘騎手騎乗の2番人気サンライズプリンスは4着に終わった。

全馬素晴らしいスタートからエーシンダッグマン
全馬が揃って素晴らしいスタート。横一線の先行争いから17番エーシンダックマン、2番コスモセンサーがわずかに飛び出し、4番サンライズプリンス、12番キングレオポルドも差がなく続いた。その後ろから5番サウンドバリアー、8番パドトロワ、11番エイシンアポロン。中団には1番ダイワバーバリアン、3番リルダヴァル、15番ガルボ、6番ニシノメイゲツ。後方集団は10番キョウエイアシュラ、9番モンテフジサンら。後ろから3番手に13番ダノンシャンティ。さらに離れて最後方は18番エーシンホワイティと7番トシギャングスター。
ハイペースでダノンシャンティの末脚炸裂
エーシンダッグマンが2馬身のリードで引っ張り、前半600m通過は33秒4、800m通過は44秒8のハイペース。2番手にサンライズプリンス、コスモセンサーが並び、差がなく追走。その後ろの集団は3〜4コーナーで徐々に前との差を詰めて、ほぼ固まった状態で最後の直線に入っていった。
逃げたエーシンダッグマンをサンライズプリンスが残り300mで捕らえて早くも先頭。しかし、2馬身後ろからダイワバーバリアンが懸命に追い、その外からはリルダヴァル。さらに外からはダノンシャンティが迫った。残り100mからのダノンシャンティの末脚が強烈。内でいっぱいになったサンライズプリンスをダイワバーバリアンが交わすも、それを上回る決め手で一閃。ゴール手前で鮮やかに差し切った。3着はリルダヴァル。
次元が違う末脚は能力の証し
勝ったダノンシャンティは道中かなり後ろからの追走になったが、結果的には待機策で自分の競馬に徹したのが正解。ハイペースとなり、展開が向いた。しかし、上がり3ハロンの33秒5はメンバー中ダントツの数字。2位のエーシンホワイティを0.7秒も上回る次元が違う決め手で、確かな能力があってこそできる芸当。日本レコードとなる1分31秒4の勝ち時計も衝撃的なものとなった。
ダノンシャンティと人気を分けたサンライズプリンスの敗因は前を追いかけすぎたことにつきる。しかし、東京のマイルG1で内枠。今日の馬場を考え、好スタートを切れたのならば先行するのは当然。ジョッキーは責められない。
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