第78回 菊花賞 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
菊花賞を丸裸にしてみよう！

昨年は１番人気に推されたサトノダイヤモンドが快勝。２着に９番人気レインボーライン、３着に６番人気エアスピネルが入った。

１）１番人気馬が半数の５勝

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【5.1.2.2】。昨年のサトノダイヤモンドら半数の５勝をあげており、連対率60％・複勝率80％と高い。一方、２番人気馬は【0.2.0.8】で勝ち星がなく、連対率・複勝率20％と低い。以下、３・４・５・７・８番人気馬が１勝ずつ。８番人気馬の勝利は09年スリーロールス。なお、10番人気以下の激走は２・３着がそれぞれ１回ずつと少ない。

馬連での万馬券は２着に15番人気フローテーションが激走した08年の１回のみ。昨年は２着に９番人気レインボーライン、３着に６番人気エアスピネルが激走してヒモ荒れとなったが、３連単では近６年連続で10万円以内と堅めの配当が続いている。

２）神戸新聞杯組の勝ち馬は前走３着以内

前走レース別成績は、出走数最多の神戸新聞杯組が【8.6.5.54】。昨年のサトノダイヤモンドら大半の８勝をあげており、連対率19.2％・複勝率26.0％。昨年は１・３着馬が該当しており、近７年で毎年２頭ずつ３着以内に入っている。

この組の前走着順別成績は、前走１着だった馬が【4.1.1.3】。昨年のサトノダイヤモンドら４勝をあげており、連対率55.6％・複勝率66.7％。前走２着馬は【1.3.0.4】で07年アサクサキングスが勝利し、連対率・複勝率50％。また、前走３着馬は【3.1.1.4】で14年トーホウジャッカルら３勝をあげており、複勝率55.6％は前走１着馬に次いで高い。この組の勝ち馬８頭はすべて前走神戸新聞杯で３着以内だった。

なお、前走４着以下だった馬は【0.1.3.43】。３着以内に巻き返した４頭は過去にＧ２以上で連対しているか、２走前に1000万下を勝利した馬だった。

３）セントライト記念組は前走３着以内が必須

神戸新聞杯組以外では、同じく前哨戦のセントライト記念組が【1.2.2.40】。一昨年のキタサンブラックが勝利しているが、連対率6.7％・複勝率11.1％と神戸新聞杯組に水を開けられている。この組の３着以内馬５頭はすべて前走セントライト記念で３着以内に入っていた。

他では【1.0.3.39】の前走1000万下組に注目。この組の３着以内馬４頭のうち、10年３着ビートブラック（13番人気）、13年３着バンデ（３番人気）、14年３着ゴールドアクター（７番人気）の３頭は前走芝2400ｍ以上のレースを勝利。これら芝2400ｍ以上の1000万下を勝利した馬は【0.0.3.10】で、複勝率23.1％。また、09年１着スリーロールスは前走芝1800ｍ戦だったが、２着以下に４馬身差をつける圧勝だった。

４）美浦所属騎手が騎乗する関西馬に注目

出走馬の所属別成績は、関東馬が【0.0.2.44】で勝ち星なし。複勝率も4.3％と低く、07年ロックドゥカンブ、14年ゴールドアクターの３着止まりだ。

一方、関西馬は【10.10.8.106】。複勝率20.9％と関東馬を大きく上回っている。これら関西馬に騎乗した騎手を所属別で分類すると、栗東所属騎手では【7.7.7.92】。連対率12.4％・複勝率18.6％なのに対して、美浦所属騎手は【3.2.1.10】。一昨年のキタサンブラック（北村宏司騎手騎乗）ら３勝で、連対率31.3％・複勝率37.5％と優秀だ。

【菊花賞過去10年】

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