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爆笑問題 田中裕二×菊花賞軸馬不在。まだ勢力図が固まってない3歳牝馬クラシック―爆笑問題・田中裕二さんに聞く菊花賞有馬記念(12月21日OPEN!)

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爆笑問題 田中裕二×菊花賞 軸馬不在。まだ勢力図が固まってない3歳牝馬クラシック。

ヴィクトリーの払戻800万円でも赤字!?

--田中さんと馬券というと、やはりヴィクトリーが勝った07年皐月賞。800万円超の払戻は、競馬サークルを飛び越えて日本中の話題になりました。

田中 ワイドショーとかで普通に「田中が取った3連単とは…」なんて説明してましたからね。競馬を盛り上げる役に立てたかなと思って、イチ競馬ファンとして純粋にうれしかったですよ。

--ご祝儀やら祝勝会やらで相当な出費があったとか…

田中 あとで計算してみたら赤字でした(笑)。

--他人に言わないとか、半分しか公表しないなんて手もあったのでは?

田中 東スポで予想してますから、買い目はバレてますし、予想した買い目を買わないのは主義に反します。話半分にする手もあったとは思うけど、当たって黙ってる人生より、公言してご祝儀配ったりする人生のほうが楽しいでしょ(笑)。

--では、今年の馬券成績はいかがですか。

田中 春シーズンはあんまりよくなかったです。GIで言うと、ウオッカが出たヴィクトリアマイルと安田記念、あとは牝馬クラシックで堅い配当を当てたぐらいで…。あ、宝塚記念だけは◎ドリームジャーニーの頭から流したので、会心の馬券でした。春では唯一これだけですか。

--今回のテーマは菊花賞なので、春では皐月賞、ダービーについてお聞きしたいんですが。

田中 一番難しい路線ですね(笑)。ダービーがああいう馬場になったせいもあって、まだ本当はどの馬が強いのかわからない世代だと思うんですよ。皐月賞のアンライバルドは強かったけど、ダービーは馬場のせいと言っても負けすぎではないのか? 逆に、ダービー2着のリーチザクラウンは皐月賞が負けすぎではないのか? 春の勢力図がまだ固まってないですよね。

--そうすると、前哨戦は重要になってきますね?(注・取材はセントライト記念前の9月16日)

田中 はい。セントライト記念では、ダービーの◎だったナカヤマフェスタと、今回狙ってみたいと思っているフォゲッタブル、そして人気のアドマイヤメジャーがどんなレースをするか。そろそろセントライト記念組から菊花賞馬が出てもいいと思いますし。神戸新聞杯は、春の実績馬の成長度をじっくり見てみたいです。

生涯初馬券は一点的中

--過去の菊花賞との相性はどうですか?

田中 なにしろ、生まれて初めて馬券を買った87年サクラスターオーの菊花賞で、枠連一点買い的中。杉本清さんの「菊の季節に桜が満開」のときですね。だから相性バッチリと言いたいところですが、どうもそのあとはよくない(笑)。もうかったというイメージはあまりないです。

--ほかに思い出のレースはありますか?

田中 無敗のミホノブルボンをライスシャワーが差した92年、三冠ナリタブライアンがムチャクチャ強かった94年…。素晴らしいレースとしては、馬群を縫うようにして差し切った96年ダンスインザダークや、4角でいっぱいになったかと見せかけてまた伸びて勝った98年セイウンスカイが印象的ですね。

--お仕事の都合上、現場は難しいでしょうけど、ほとんどの菊花賞はリアルタイムでご覧になってますか?

田中 はい。あ、でも一回だけ、ディープインパクトの三冠達成の瞬間はリアルタイムで見てないんですよ。あの日は名倉潤(ネプチューン)と渡辺満里奈ちゃんの結婚式で…。競馬好きとして、三冠の瞬間をリアルタイムで見ないなんてあり得ないじゃないですか。だから、ノリさん(木梨憲武)もホリケン(堀内健)もみんなディープの三冠が気になって、レースが近づくとざわざわしちゃった。そしたら、司会の徳光(和夫)さんが、突然「たった今、ディープインパクトが無敗の三冠馬になりました」とアナウンスして…。リアルタイムで見てないけど、それはすっごく印象に残ってますね。

東スポの見出しは「牝馬の田中」

--田中さんの予想スタイルについて教えてください。

田中 僕は、予想の軸をどこにも置かない主義なんです。普通にタイムや展開で予想することもありますし、血統予想したり、馬に対する思い入れを入れたり。そして、いきなりオカルト予想になってしまうこともあります。「これ」と決めることはしないので、そのときによって変わるんです。

--例えば、あのヴィクトリーの皐月賞はどんな予想だったのでしょう。

田中 追込み馬が届かない可能性があるし、先行馬が有利になりそうだという読みはあったんですけども、もうひとつ、田中勝春騎手がずっとGIで負けているというのもありました。そんなに負け続けてるのはおかしいですよね。そろそろ頭を取るんじゃないかと思って、ヴィクトリー1着の馬券を多めに買っていました。

--騎手の力量を考える予想、でしょうか。

田中 そうですね。でも、うまく読めないときもあって。横山典弘騎手がいつかダービーを勝つと思っていて、そのときはドカンと賭けようと決めてたんですが…今年のダービーだとは思わなかったですね(笑)。

--東京スポーツ紙上では、予想に関して何かキャッチフレーズはあるんですか?

田中 「牝馬の田中」です。なんだか牝馬限定戦に強いらしいです。自分では全然そんな印象ないんですけど(笑)。

--菊花賞の予想では、何かほかのレースと違うことを考えますか?

田中 やっぱり、血統的に距離適性は考えますね。夏の札幌で2600mを勝ってきたような馬は魅力です。あとはセントライト記念や神戸新聞杯のレースレベルを見るのも大切。穴馬としてはセントライト記念の3着馬とか、ギリギリで18頭の中に入ってきた馬が面白い。比較的オーソドックスな予想でしょ? でも、直前に大きなニュースが入ってくると、いきなり語呂合わせとかになっちゃうかもしれません。せっかくちゃんと予想してても(笑)。

爆笑問題 田中裕二
爆笑問題のメンバー。1988年、日本大学芸術学部在学中に太田光と“爆笑問題”を結成。政治から芸能界まで様々な社会現象を斬る漫才は、若者だけでなく幅広い年齢層に支持されている。

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